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<<   作成日時 : 2017/03/01 01:53   >>

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大動脈解離が発症してから約2ヶ月、病院を退院してからちょうど1ヶ月が経ちました。
周りの皆様には大変ご心配、ご迷惑をおかけして申し訳なく思ってます!
そして、たくさんの励ましや応援、本当にありがとうございました!

僕はまだ死んでいません!!まだ生きています!!

今日(3月)から、仕事のほうも復帰していこうと思っています。
これからも植田尚樹をよろしくお願いします!!

今後自分が一生付き合っていく持病の記録として、また同じ病気になってしまった人や、この病気をよく知らない人のための参考、症例として、記憶が新鮮なうちに順を追ってブログで掲載していくことにしました。

第1回目回は、発症〜入院に至るまでの報告です。

*2017年1月6日(金曜日の夜)
その日は歩いて佐々木ゆか宅へ向かっていた。
急に肝臓の辺り(右の肋骨下?)に痛みを覚えた。
立ち止まってうずくまるほどでも無かったので、足早に急いだが、徐々に激痛に変わっていき、着くや否やソファの上でしばらくのた打ち回ってしまった。
これが最初の発作、発症だった。

10分ぐらい苦しんだだろうか?痛みが和らいだのでコーヒーを飲みながら柿の種を食べ、その後気休めにパンシロンを飲んだ。
腹痛といってもこんな部位が痛くなったのは初めての事で、こんな痛み方も初めてだった。
寒いから冷えたのかな?と思って風呂に入ったが良くはならなかった。

ゆかはすぐ救急病院へ行こう!と言ったが、救急でどうにかなるとは思えず、明日朝一で病院へ行って詳しく調べてもらうことにした。
帰って直ぐに布団に潜り込んだが、鎮痛剤を飲み忘れたせいで一晩中肝臓の辺りが痛気持ち悪くて何度も目が覚めた。

*1月7日(土曜日の午前中)
原因を調べてもらう為に近所の掛かりつけの白井医院へ行った。
超音波で肝臓、胆のう、十二指腸の辺りを診てもらったが原因は見つからない。
CTスキャンもしときますか?と言われて撮ったが、何も分からない。

あとは内視鏡で覗いて見るぐらいですかねぇ?
とりあえず今日は痛み止めと肝臓の薬を出しときますから、しばらく様子を見てみましょう!って言われた。
5800円も取られて何も分からず、鎮痛剤だけ貰って帰るなんてなんか騙されたような気分だった。

*1月9日(月曜日午後)
毎食後鎮痛剤を飲んでるせいか?痛みは完全に治まったが、血液検査をし忘れたのと、風邪っぽい症状(鼻水や喉の痛み)が出て来たので風邪薬を貰おうとまた白井医院へ行った。

あれからどうですか?腹痛は治まりましたか?心配なら専門の先生に紹介状を書くので詳しく診てもらいますか?
と言われたが、痛みは治まったし、今週から今年のレッスンが始まるのでこれ以上病院へ行ってる時間がない。

血液検査をして、風邪薬と鎮痛剤を多い目に貰った。
金曜日には血液検査の結果が出てますので取りに来てください!と言われた。
日々、風邪が酷くなっていってる感じがした。

*1月13日(13日の金曜日)
朝7時頃、小便がしたくなってふと目が覚めた。
起き上がって部屋のドアを開け、トイレに向かって2、3歩進んだ時、それは突然来た!!

まるで胸の中で何かが爆発したような感触とでも言うか?胸内ビッグバン!!が起こった!!
それはもうこれまでに体験したことのないような激痛で、一週間前の痛みなんかとは比べ物にならない!!

両胸、背中、両脇と、上半身全てが激痛なので何処を向いても、どんな体勢をとっても、ただただ痛くて苦しい!!
転げ回りながら布団まで戻ってきたが、苦し過ぎて過呼吸になり、声も出せない!!
相当寒かったはずなのに身体に力が入り過ぎて全身から汗が噴き出してくる!!
手足が痺れて意識が朦朧としてきた!!

とても一人で救急車を呼べるような状態じゃ無かった。
実際どれぐらいの時間苦しんでたのか?も全く覚えていない。
ただ、のた打ち回りながら、あー、俺はもうこれで死ぬのか??でも、この苦痛から解放されるんならそれも仕方ないなぁ!と思った。

後で知ったが、人間は痛みだけで死ぬことはないらしい。
この病気も発作の激痛に耐えられず、気絶している間に手遅れになって死亡してしまう事が多いらしい。

もう死ぬかも?と思えたほどの激痛発作だったが、運良く気を失うこともなく、いつの間にかなんとか耐えられる程度の痛みに治まっていた。
ふぅーっ!!良く分からないけど助かったー!!本当に助かったー!という思いだった。

ゆかに電話して、”何か食べるモノを持って来て!!!”と頼んだ。
直ぐに鎮痛剤を飲もうとしたので、何か食べないと!ととっさに思ったのと、何より今生きてることを誰かに伝えたかったんだと思う。

しかし、この激しい発作は何だったんだ

鎮痛剤をいつもの倍飲んで、布団の中で携帯をいじり、”肝臓、胆のう、胸から胃にかけて、激痛、発作”等、キーワード検索してみた結果、導き出された答え、病名は、”胆石”だった。
そうか?あの激痛は胆石が移動する時の痛みだったのか?

原因が分かれば話は早い!
胆石について色々と調べてみたら、手術後1、2泊の入院で退院出来るらしい!
今日中(金曜日)に手術すれば、遅くとも月曜日には退院、来週火曜日から始まるレッスンにはギリギリ間に合う!と考えた。

**最早(今日中)に手術をしてもらうには、一般の外来では無理である!
**救急患者として救急車で病院に運び込まれなきゃならない!

入院やら手術に付随する面倒事を考えると、誰か一人が救急車に同乗して付き添い、同時に誰かが車で病院まで付いて行くのが最も合理的だと考えた。

介護で母の様子を見に来てるマサミちゃん(姉)に電話して、”これから救急車呼んで胆石の手術してもらいに行くから病院までちょっと付き合ってくれ!”と頼んだ。
と言うのも、ゆかは車、マサミちゃんは自転車でサウンドステーションに来ていたからだ。

カウンターでコーヒーを飲みながらタバコを吸ってたら、担架を持った救急隊員が数名ドカドカと入って来た。
今思えば、これが最後のタバコになった!!

)あれっ?随分早かったね? (隊員)大丈夫なんですか?
)まあ今のところはね!ちょっとコレ吸い終わるまで待っててもらえる?
実は今日来てもらったのは”カクカクシカジカ”と言うわけでね、直ぐに胆石の手術をしてくれる最も近場の病院へ連れて行ってほしいんですよ!!
隊員)しばし唖然とするが・・・分かりました!じゃあ自分で歩けますね?とりあえず救急車に乗ってください、受け付けてくれる病院を当たってみましょう!

最初にサウンドステーションから歩いて3分ぐらいのとこにある”ツカザキ記念病院”(現在は通院病院)を指定したが、ここは手術をやっておらず却下、あと最寄りとなると日赤病院になりますって?
日赤と言えば、つい先月、母が尿管結石の手術をしたばかりの病院じゃないか?お母んが結石で俺が胆石か?じゃあ日赤でお願いします!

救急車が日赤に着いて、一人救急患者処置室に運ばれた。
直ぐに若い医師が超音波で胆石を探るが何も見つからない!!
もっと上手い先生に診てもらいましょう!ってことになって一旦救急処置室から追い出された。
処置室と隣接してる待合所みたいなとこのベッドに寝かされ、やっとゆかやマサミちゃんと合流出来た。

尚ちゃん!大丈夫なん?どうなってるん?・・・うーん、まだ分からん!

ゆかに車椅子を押してもらい、上手い先生のいる外来患者用の超音波室まで行った。
順番を待たず直ぐに診てもらえるのは救急患者の特権である。

上手い先生(ジジイ)は傍に付いてる若い女助手を諭す様な、まったりとした口調で”どれどれぇ?胆石って言うのはね、ここら辺をコロコロコロと滑らしてね、胆石コロコロコロ〜コロコロ〜コロコッ、あれぇー?おっかしいな?
上手い先生それからムキになって調べるが胆石はどこにも見つからず!!

その後、レントゲンCTスキャンと回されて元の待合所のベッドに戻って来た。
血圧の計測は全ての検査を行う前の”お約束”のようで、何かする前には必ず計測する。
救急車でも、超音波でもレントゲンでもCTでも、この短時間で何回計っのたか?もうウンザリだった!

**白井医院で受けた血液検査の結果を日赤が問い合わせたみたいで、全て正常だった!!
**日赤で受けた超音波レントゲンCT検査も全て異常なかった!!

アンタ!何処も悪いとこ無いんだから車椅子なんか乗らなくても普通に歩けるでしょう?”って処置室の連中の態度が変わって来た。
これじゃまるで迷惑な仮病人扱いじゃないか!!

胆石じゃなかったのは分かったが、じゃーあの発作は一体何やったんや?
あの死んでしまいそうな激痛は何やったんや?
胸内爆発!!ビッグバンやで!!ビックバン!!

ゆかが若い医師に”バチン!”と弾けるような音が鳴ったらしいんです!!と伝えた!

何かピンと来たのか?その若い医師が言った。
”もう一度最初から原因を調べ直しましょう!先ず、一番危険で可能性の低いのから消去していきます”
またCTスキャンなんですが、今度のは造影剤を注入するのでちょっと痛いですよ!!

スキャナー台に仰向けに寝かされ、手の血管に造影剤を注入された。
おおーっ!!何だか手が燃えるように熱い!!この感覚は人生初!

検査が終わってしばらく待ってると、さっきの若い医者が意気揚々とやって来て、”原因が分かりました!”後で説明します!”とだけ言ってまた処置室に連れて行かれた。
処置室は、さっきと打って変わってやたら人が増えて慌ただしい雰囲気になってた。

担架に乗せられ薄い手術着みたいなのに着替えさせられた。
入れ替わり立ち代り人がやって来て、アレヨアレヨという間によく分からない点滴や管、装置をいっぱい着けられた。
えーっ?一体俺はこれからどうなるの?誰か教えてくれー!!って感じだ。

どういう訳か?超音波の”上手いジジイ”が取り巻きを連れてやって来て、この期に及んでまた超音波検査をやり始めやがった!
超音波は3回も続けてやると接触部がピリピリしてかなり痛いのだ!
イライラして、”もう痛いから止めてくれ!オッサン!さっき超音波じゃ何も分からんかったやろがぁ!俺は何かの研究材料か?”と怒鳴ったら、いつの間にか居なくなってた。

そうこうしているうちに、医者から病状の説明を受けたばかりのゆかとマサミちゃんがやって来た。
2人の様子を一目見て、ただ事ではないと直ぐ分かった。

そんで、結局俺はどこが悪かったん?
大動脈解離??何じゃそりゃ?大動脈って?
変な”寄生獣みたいな手書きの絵を見せられてコレが大動脈で、ここが解離して云々・・・

ゆかはもうこの世の終わり?みたいな顔で泣いてるし、マサミちゃんも挙動不審で何を言ってるのか?さっぱり分からない!
そもそも2人ともさっき初めて大動脈解離という病気を知らされたから上手く説明出来ないのだ。

これから緊急手術をするらしいが、日赤じゃ無理らしい!
姫路で大動脈解離を扱えるのは、循環器病センターか、網干のツカザキ病院しか無いので今問い合わせ中だという。

大動脈解離はよう分からんけど、とにかく俺は今かなりヤバい状態なんやな?死にそうなんか?それとも大丈夫なんか?どっちなんや?
動揺して2人を問い詰めてたら”尿道に管を入れさせてください!”とちょっとカマっぽい力の抜けた看護師がやって来た。

えーっ!マジかよ?
胃カメラもまだ飲んだことが無いのに、先にチンポに管入れるんですかい?まだ心の準備も出来てないのに!・・・
妙にハイテンションになってしまい、マサミちゃんとゆかに、”見て見て!!チンポに管が入るとこちゃんと見といて!!”とはしゃいでしまった。

僕、入れるの結構上手いんで!と豪語する看護師の腕のお陰か?今朝の激痛発作で痛みに耐性がついたせいか?挿入時の痛みは大したことなかった。

めまぐるしく状況が変わって鎮痛剤が切れてきたのか?身体中が痛み始めたので、痛み止めを打ってくれ!と言ったら、女医師?が”はい、じゃあモヒ追加!!”と指示を出した。
モヒって?モルヒネのことか?そいつは効きそうだ!!

結局、循環器病センターには断られ、少し遠いが、ツカザキ病院が受け入れてくれたので直ぐに移動することになった。
道中は結構車が揺れて時間も長く感じた。

日赤に行く時とは違って管や点滴がいっぱい繋がってるし、同乗してるゆかやマサミちゃん、日赤からの使者?に何度も”オレは死ぬんかどれぐらいヤバいんや?としつこく訊いても誰もちゃんと答えてくれない!
我慢しきれず、堰を切ったかのようにゆかが泣きながら”尚ちゃん死んでまうかもしれへん!”と叫んだ!!
そうか?死ぬかも知れんか?これからそんなヤバい手術を受けるのか?と思ったら急に冷静な気持ちと不安な気持ちが同時に込み上げて来た。

ツカザキ病院に着いて、救急処置室で一連の検査をしてから、かなり長い時間待たされた。
あれっ?一体どうなってる?緊急手術じゃなかったのか?オレは大丈夫なんか?

医師から詳しい説明を受けたゆかとマサミちゃんがやって来て、手術は無くなってICUでしばらく様子を見ることになった!という。
なんだかよく分からないが、とりあえず開胸手術が無くなってホッとした。

連れて行かれたICUは個室(ドアは常に開いてる)になっていて、天井には監視カメラが設置されていた。
窓ひとつ無いコンクリートの壁は、まるで収容所のようだった。

更に多くの管や点滴、酸素ボンベ、心電図、枷などを装着されて、仰向けに寝る以外ほとんど身動きが取れない。
TVや映画でよく見る”いかにも重症患者”になった。

ICUは携帯電話の持ち込みが不可で、1日の面会時間、人数も限られているという。
モヒが効いているのか?頭がボーッとして、色んな音が声が聴こえてくる。
朦朧とする意識の中、ゆかに思いつく限りのサウンドステーション業務の引継ぎ、連絡事項等、入院中のことを全て託した。

結局、大動脈解離のことはよく分からないまま入院、そして長い1日が終わった。

.Naoki


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